値切る話
値切る話。
以前にも書いたことがあったかもしれないが、今日は値切る話。
こんな話、聞いたことありますか?
大阪の人と商売をすると、見積もりの段階から、かなり値切られる。
名古屋の人と商売をすると、見積もりで値切られるのはもちろん、商品の納品が
終わった後に、また値切られる、と。笑
ま、その話はさておき。
私は車を買う時に、いちども見積もりから値引きをしてくれ、と言ったことがない。
向こうが最初に持ってきた見積もり金額で買う。
以前、こんなことがあった。
ある車を買おうと思って、下取りの車を査定してもらった。
その頃、たまたま喫茶店で偶然出会った人が同じ車種を扱っているディーラーの営業さんで、
私にも下取り車の査定をさせてください、と言ったので、であれば、ということでしてもら
うことにした。
始めに行ったディーラーより、高値で下取り査定をしてくれたので、その営業さんから買う
ことに決めた。
当然、新車購入の見積もり書を持って来たので、契約する旨を伝えた。
すると、その人が、もう一回見積もりを出させてください、と言い出した。
え、どうしてなの?と私。
するとその営業さんは、このディーラーで営業を10年以上やってきましたが、値切られ
なかったことは今回が初めてです。
何だかそれがめちゃくちゃうれしくて、所長に頼んで思い切り値引きをさせてもらうことに
しました、と。
私はキツネにつままれたような感じ。
その後、その営業さんとは個人的にも友だちになって、一緒に旅行に行ったりするよう
にもなった。
土砂降りの日にパンクした時も駆けつけてくれて、一緒にタイヤ交換もしてくれた。
ところがその人は家庭の事情で実家のある九州へ戻ることになった。
今まで世話になったから、と言ってその人に餞別を渡した。
これ、本当にもらってもいいんですか?絶対に返せ、って言わないでくださいよ!と
何度も言った。
餞別はロレックス。
今から30年ほど前の話。
ちなみにその時に買った車は、いすゞのジェミニセダン。
ジウジ・アーロがデザインした車。
その後はシトロエンにハマり、BXのセダンとブレークの2台持ちに。
これはマルチェロ・ガンディーニのデザイン。