「あれはアイだったのか?」7−1(前編)
スギウラが最初の男だった。
商社に勤めていたスギウラは有名私大卒だった。
姉のミチコの友人で、家に遊びに来ていた時に誘われた。
そん時、私はまだ中学3年だったのに、ボディはもう十分に女だった。
おっぱいもでかかったし、自分でも思うけど、かなり早熟だった。
姉のミチコは5歳上だったから、その頃はハタチだった。
そもそも私の家はやたらと大きかった。
親が幼稚園経営でがっぽり儲けたからだが…。
母の愛車はシボレー・モンテカルロ。
父はどんどん派手な暮らしになっていく母を冷ややかな目で見ていた。
郊外に建つその家で姉はよくパーティーを開いていた。
有名レストランからのケータリングで食卓は豪華だった。
母はじぶんの娘たちを医者と結婚させたがっていた。
最低でも有名私大卒の金持ちの子どもに嫁がせたいと考えていた。
だからミチコがそこそこの女子大に入学したことを喜んでいた。
特に有名私大で、医学部があったスギウラの大学には好感を持っていた。
パーティーはいかがわしい雰囲気に満ちていた。
20人くらいはいただろうか?
必ずいつも男女が同数になるようにセッティングされていた。
たいていは土曜日の午後から始まり、途中で飲みに行く者もいたが、
そのまま泊まっていく連中もけっこういた。
当たり前だけど、私はとにかく可愛かったから、男子大学生はあからさまに
嫌らしい目で私を舐めるように見た。
その中でもスギウラはかなり積極的に迫ってきた。
パーティーの日はうるさくて嫌いだった。
じぶんの部屋にいて、パーティーに顔を出すことは滅多になかった。
その日もじぶんの部屋にいたら、いきなり酔っ払ったスギウラが勝手に入ってきて、私に抱きついた。
なんだよ、こいつ!
酒臭いし、顔は油でテカテカしてるし、やたらと身体もデカいし。
ま、こんなことは時々あることだから、慣れている。
部屋の外に押し出して、バイバイ、と言えばいいだけだ。
なんてたって私は中3なんだから、そうそう強引には来られないはずだし。
立派なバージンだぞ!
キス程度なら知っているし、オトコの欲望について、それなりの知識はある。
やれやれ、テカテカのおっさんよ、出て行ってくれよ。
24〜25歳のスギウラは、私から見たら完全におっさんだ。
だいいち私ん家で、私に手を出そうとするなんて思いもよらなかった。
ところが。
スギウラは諦めようとしなかった。
笑えるくらい本気だった。
なんだよこいつ。
押しだそうとしたら、いきなり懇願してきた。
床に手をついて、バッタみたいに頭をペコペコした。
ナオミちゃん!頼む!一生のお願い!
だって。
しょーがねえなぁ。
よっこらっしょ、って呟いて私は履いていた下着を一気に下ろしてやった
スギウラは信じられない、って顔をして私のあそこを凝視した。
そりゃ美しいだろうさ。
15のバージンのあそこだぞ!
(読んでくれている人が、次回が楽しみになるように、今回はここまで)