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【代理店時代−5】

受賞した際の盾や賞状などのいくつか。


広告賞には、その後フリーになった
後もしばらくは応募していました。

愛知広告協会賞・CCN賞・ACC賞
などで入賞・入選しました。

ある意味励みにもなったかと思い
ます。

(そして以前、ここに書いたように、
担当するクライアントからの受注も
増えたため会社からもよく金一封を
もらっていました)

さて代理店に入社してから、コピー
ライターとして、ずっとグラフィッ
クの仕事をしてきましたが、ラジオ
CMの仕事も、実は数多くしていま
した。

80年代から90年代は、今と違って
ラジオCMの仕事がたくさんありま
したから。

コピーライターとして、このラジオ
の仕事はとてもやりがいのあるもの
でした。

グラフィックの仕事と同じように、
ラジオCMも賞に応募すると、そこ
そこ入選してはいました。

そんなある日、営業のSさんが、
あるクライアントの仕事を持って
きました。

「健ちゃん、テレビCMやってみ
ない?」

先ほど書いたように、ラジオCMは
よく作っていましたがテレビCMの
企画は初めてです。

そしてそのクライアントこそが、
その後の私のイメージを定着させる
ことになるアサヒドーカメラだった
のです。

要するに
「色物(いろもの)の健ちゃん」。

何とかテレビを見ている人を振り
向かせるために、意表を突いた
表現で目立つ!

仮にネガティブ表現に見えても、
実は説得力を持っていて、それ
なりに笑える。

ま、そんな感じでしょうか?

と言うわけで、生まれて初めて、
絵コンテを描くことになりました。

今思うと、こんな時が来るのでは
ないか、という予感はありました。

絵を描くことも、けっこう好きで
したし、グラフィックの仕事でも
常にラフスケッチは描いていま
した。

広告賞に入賞した作品のほとんども
私がラフを描いて、デザイナーが
カンプを作ったものでしたので、
嬉々としてラフコンテを作りました。